−竣工時−

内装
建物が完成したら最後の竣工時チェックです。すでに建物の構造部分は壁や床で隠れてしまっているので、ここでは仕上げや設備類など細かい部分を主に点検しましょう。まずは建物の中に入って内装のチェックからです。

[床がきしまないか]
中に入ったらまず隅々まで歩き回ってみましょう。床がきしむようだと床組みに問題があると考えられます。さらにゴルフボールを置いて水平が保たれているかを調べるのも有効な方法です。

[点検口からのぞいてみる]
入居後に配管や骨組みをチェックするための点検口が設けられている事を確認します。小屋裏収納の中の壁、浴室や押入れの天井などに設けられていることが多いので、実際にあけてみましょう。キッチンの床下収納庫を外すと床下ものぞけるはずです。

[段差は5mm以内か]
和室とリビング、居間と床下などの境目でつまずいて転ばないよう、段差が5mm以内になっていることを確認します。バリアフリー使用の場合はこの他、廊下の手すりなどもチェックします。

[建具を開け閉めする]
ふすまやドア、収納扉などの建具はすべて開け閉めして立て付けが良好かどうか調べます。ふすまを閉めて隙間がないことも確かめましょう。

[水を流してみる]
蛇口から水を出して止めた時に、トントンと音がしたら配管に施工不良がある可能性も。洗面ボウルや浴室、キッチンの流しに水を張り、一斉に栓を開けてスムーズに流れるかどうかも試しましょう。


外装
最後に建物の外まわりもぐるっと回ってみて、上から下まで丹念にチェックします。屋根の軒裏などに小屋裏換気口が設けられているかどうかも確認しておきたいです。


[隙間がないことを確認]
窓やドアなどのサッシまわりやひさしなどが隙間なくきれいに仕上げられているかどうかをチェックします。



 

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